留保賃金で来る人
留保賃金で来る人が若干いるようです。
少しは書いた気がしますが、
そんなに力を入れて書いた記憶はございませんが、なにか。
もう一度書くならば、
これって新古典派の考えでしたっけ?
留保賃金の意味とは、
労働者の意思決定「働くか働かないか」を、
そのとき提示される市場賃金に対しての決定する自己決定するときの賃金率。
回りくどい説明だな。
もっと、簡単に説明をするならば、
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「働くか働かないかを決めるとき、あなたはいくらの賃金率なら働きますか?」
と聞かれた時の賃金率というのが、わかりやすい答えなのかな、と。
たとえば、時給800円を提示されているけれども、そのとき働いてもいいと思うのであれば、
あなたの留保賃金は800円以下である。あなたは800円以下の時給でも働いていもいいと思っている、ということです。まぁ、最低賃金と扱うようでもありますが…。でも、個々の最低賃金なんてものは図れないから、
最低賃金とはまた変わった意味合いになるとも考えるのですが。
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稚拙な文章力なので、間違っていたらごめんなさい。
頭の中では、図ができているのですが…。
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労働経済学はきちんと勉強した方なんですが、
理論的なものって抜けてしまうし、私が忘れやすい人間なので。
賃金率とは、いわゆる時給みたいな考え方でいいかと思います。
0からみて、1単位の労働をするかしないかを示すものなので。でも数式がどんなものかは私は知らない。
無差別曲線と留保賃金率が接するならば働く。
接しないならば、働かない。ただし、無差別曲線が労働時間0時点を通過するときの位置は原点より上方にあるとする。
留保賃金が無差別曲線と接していても、原点以下を抜けるなら、働かない方が効用が高くなるので。
無差別曲線とは、効用曲線といえばいいのかな。
効用曲線とは、その曲線上では、同じ効用が得られるというものです。組み合わせがどのように異なっていても、効用は同じと定義されたものです。
労働経済学において、労働者の効用を高めるものは、
「所得と余暇」です。所得・余暇選好モデルで説明するものですから、この供給理論は。
これを仮定して、労働時間をどう決めるのかが、労働供給でのはなし。
どちらに選好を置くのかは、無差別曲線の形状で扱うことができるので、労働に選好があるならば、弾力性は大きくなるとみていいのかな。確か。
留保賃金の話をするときって大概、非勤労所得があるものを想定していると思うので、
世帯主ではない稼得者の労働供給のはなしというところでしょうか。
非勤労所得がある場合には、賃金率を引く高さが所得0から上乗せしてひきます。
1単位あたり(微分で求めるのでしょうが、もとの式に条件文に働くなら1を、働かないなら0と置くのかな?)の労働供給に対して、無差別曲線の傾きより賃金率が低いならば、働かない。だって、働かずに余暇として時間を用いたほうが効用が高いから。
図で説明するのがわかりやすいのですがね。
ま、こんなところでしょうかね。
きちんとしたものは、テキストを読むか、講義に出て聞いてください。
たぶん、ものの数分くらいのはなしでしょうから。
と、突き放すのもどうかと思うけど、
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後者の方が、読みやすいですね。
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これもわかりやすいでしょう。
中谷巌『マクロ経済学』日本評論社
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かなり有名な人です。解雇規制緩和の話でも有名な人です。
両者(①②)を手元に置けば、確実に載っていると思います。というより、スタンダードなテキストだと思います。①は数学の素養があれば、なおよろしいテキストです。でも、なくても読めます。素晴らしいですね。
③も十分なレベルの本です。
こんなところでしょうか?
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2010.1.16追記
下はイメージ図です。参考程度に。
一応、昔ならったものをパワーポイントで書いてみたので、載せておきます。イメージできれば、いいだけなので、厳密なものじゃないです。
重要:間違ってても責任は持ちません
詳細は上記文献を当たるのが一番です。
両先生とも有名な先生です。樋口先生のテキストは本格的なものですが、ていねいに書かれています。
清家先生のはとっつきやすさは抜群です。
テスト前だからでしょうかね。この『留保賃金』をキーワードにごく稀にいらっしゃるようで。
こんな辺鄙なところまでいらっしゃるくらいなので、
一応、何かしらのイメージができれば、と思い載せただけなので、あとはこれをうのみにするのではなく、上記文献でもう一度確認してください。
関心がありましたら、本ページの右側の[労働]あたりを見れば、「多様な就業形態」の一部の一方的な見方、「差別の経済学」をキーワードにして書いています。
「労働経済学」で出てきそうなものもあります。役に立つものではないでしょうが、お時間があれば見ていただければな…と。