雇用形態多様化の変遷

これも、前日に取り上げたものと同じようなものです。
こちらは、3時点の調査結果をもとに、どのように動いてきたのかを事細かに説明してくれるものです。PDFであったので、読んじゃいました。

中身は、正直なところ表を見れば事足りるじゃん? という思いもあったりする内容だったのですが、
表を丹念に見る必要がないくらいにきっちり書いてあるので、
どのように推移してきたのかをみるのは、ばっちりなものなのかなと思います。

所得分析をするために、時間給に換算した分析結果は面白いものでした。
年間所得を12で割り、4週で割る。さらに労働日数で割って〜と繰り返しながら算定された時間給は、制約があるものですが、そこを推定した結果は、今やったらまた違う結果なのかな〜と思いながら見てました。

正社員に比べて他の雇用形態の時間給はどうなのか、2003年ダミー変数との交差項を用いての分析とか。
でも、それなら、2003年だけを取り出して分析したら、いいのでは? と考えましたが、そこはそれ。
あとは、正社員を除いて、非正社員間でどう違うのか、
他の要因をコントロールしたうえでの推計結果です。

どうせなら、既婚×女性の交差項を導入したものを見たかったですけれど。
それをやっても収束しないことはなさそうだけれどなぁ。

そのほか、交差項をいろいろ用いるのはどうなんでしょう?
と考えさせられました。乱発すると、意味がなさそうというか、あまりコントロールする意味がなくなる…のか?

この手の資料を読んでおくのもいいかもしれませんね。どうせなら、ゼミとかで。

しっかりやっておけばよかった大学時代。