土地と建物、でも金融商品じゃない、一般の需給に関して


日本の持ち家志向は、戦後期の借地法や借家法に基づくと、どこかの偉い先生が言ってたような気がします。
戦前は借家が7割を超えていたとか、なんとか。

借地法が強すぎて、貸した者が返してもらえないということに法律が変更され、
解釈は正しいものかは知りませんが、
借地として貸し出したけど、建物建てて、そのあと満期を迎えて返さなきゃいけないというものより、建てたものを保護しましょうというもので、買取しなきゃ貸し手は返してもらえないという変なもの。

あとは、部屋を貸したら出ていかない。むしろ、ごね得で、追い出すにもお金が必要という、貸し手泣かせ。

これをどう評価するかは自由です。
弱い者の味方とするか、ごね得を生み出すような制度ととらえるか。

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ご指摘がありましたので、一部訂正というか。追記。

上記の「ごね得」というのは、昔のことです。
戦後だったか。改正があったときに、借りる方に権利が強かったという。
保護目的ですけどね。世帯主が兵として出されたため、その家族を守るためという。
いつまでだったのかは存じませんが。
そもそも、貸し手側とのトラブルも多かったのもあるようですが。

後は、戦後経済復興後に、いわゆる集団就職というべきなのか、ちょっと語弊がありそうですね。
農村から都市に人口流入により、労働供給が過剰に増えたことによる、住居の超過需要が発生したというのもあります。
ですが、土地、家屋は急には増えない。というより、増やしようもないのもあるでしょう。
超長期でみれば、増やすことも可能となり、かつ既に需給均衡が達成されるでしょう。どの程度を想定すればいいのかわかりませんが。10年、20年? 埋め立て地まで考えれば、長期プロジェクトでしょうね。
でも、その頃にはすでに均衡に落ち着いている可能性もあるか。

でも、この場合は短期で見なければならない。土地・建物の供給曲線はシフトしようがない。これまで、自分で住んでいたところを貸し出して、隠居するとか、今あるものをどうにか出すことは可能でも、作り出すことは短期的には難しい。
となると、供給曲線が人口流入によって対応しないならば、
需要曲線と交わるところで価格が落ち着く。

さらには、機会主義なところを取る人も貸し手に存在していたことから、
闇価格の発生も十分に考えねばならない。
そうなれば、極端なところで需要が占めだされ、
二重価格、または二重市場ができるかもしれない。

二重市場ができれば、そこに参入できる人と参入できない人ができる。
でも、借り手が闇価格で現れるのかは疑問なところであって。
地方の家を売っぱらって出てきたとか、住所不定なものによるマーケットとしては存在できなくもないでしょうか。

でも、このときの超過流入を吸収できるだけのジョブがあるということが裏にあるわけで、
ルイスモデルをきちんと覚えていないのが悔しいな。図だけ出てくるのですけどね。
左右を農村、都市とおいて、曲線がいっぱいひかれて、
農村と都市側両者がぶつかるところで、均衡になるという。

もう少し、何かかけそうな気もするのにね。

これ、中国に当てはめてることも可能ではあるでしょうね。
ただ、人が移るにも制度が違うから、その制度そのものを(流入するにあたり税関じゃないけど、そういったものがあるらしい。実際は穴なのか、きちんと網ができているのかはしらないけど)調べなければ、
書けないでしょうけど。

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あ、かなり話がそれた。
キーボードでタイプすると、無駄に話が広がるから困りものですね。

携帯の時は、入力が面倒だったから、適当に切り上げるし、適当にかいてたのに。
こりゃ、早くどうにかしなきゃいけないな。