そういえば、衆院解散
そういえば、衆院解散
9月11日投票日
今週の月曜日は新聞の休刊日だったし、夕刊見たのも遅かったので、衆院解散に気づくのはちょっと遅かったのです。
いずれにせよ、どのような結果になるのかは不明ですが。選挙。
衆院で否決投票した者を自民党公認にはしないとの話ですし。
当然といえば当然のような気もしますが、
参院で否決なのに衆院を解散するのはどうなのかというのも当然な感覚だと思います。
じゃあ、どっちだよ…って。
いや、否決なら解散でいいんじゃないですか。
現状なら、民主が議席数を伸ばし易い状況にはありますが。昨年の参院選、今年の都議選と順調に議席数を伸ばしていますし、
郵政民営化で戦うつもりは毛頭ないでしょうし。
小泉さんが郵政民営化を国民に問うと仰ってましたが。
自民党は郵政民営化を軸にするでしょうが、
民主党は恒久減税の見直し・撤廃(いわゆるサラリーマン増税)に反対するという立場でしょう。おそらく。
で、何故解散でいいのか。
郵政民営化を一昨年の総裁選、衆院選、昨年の参院選と立て続けに掲げていましたし。
そんななかで、選挙の顔は誰が良いのかというと、それまでの内閣支持率を低くとも40%をキープしていた小泉さんじゃなきゃ、自民党が議席数の過半数を取れないと踏んだからでしょう。
何をいまさら…というのが1つ。
後は、今後しばらく郵政民営化というものが出てこないであろうということで、此処を逃すべきではないということが1つ。
郵貯・簡保の330兆を越える額が、政府保証がついており、しかも特殊法人に流れるという問題。
郵政民営化は、総論で賛成、各論反対というおかしな状況の中、法案が通っていたのがそもそもの問題なのかもしれませんが。あちこち、修正が入りすぎてしまいましたし。
で、結局。
どのようになるのかが楽しみなだけだったりします。
行方を追うのは、「今」と「将来時点」を見る上では重要なことですし。
将来時点において、きっと困ることが目に見えているのに、
負担を先送りにしたい「今」を生きる者たちが、渦巻いているのが現状でしょう。
民主党の恒久減税の撤廃反対も、財政状況を考えると先送りにしかならないことです。
自民党の小泉さんのときは消費税を上げないというのも、結局先送りにしかならない。
どうせ極端なことをいうなら、
「総額表示にしているんだから、消費税を多少上げたって、だまされる人はだまされるし、わからない人にはわからない」
状況にはあるのです。総額しか示さないのなら、なおさら。
勿論、景気状況を考えると増税は景気を引き締めてしまう。可処分所得が減るから消費も減るという状況になるでしょう。
でも、トレードオフの関係はどうしようもない。
どちらかを捨てることも出来ないし、どちらも先送りにはできるものでもない。
今までのツケが回ってきたのが「今」なのに、それを更に先に回すと、「将来」を生きる者がどれだけの負担をかかることになるのか、心配ですね。
「今」の状況は結果論にしかすぎないんだけれどね。政策の失敗やら、効果が薄いというのは。当時は、通じると思って政策を打ち出したのでしょうし。
「将来」を生きる者たちに結果をきちんと示せないと、いつまでたっても終わらないだろうな。