コクド前会長逮捕へ
コクド
非上場会社
西武鉄道や、プリンスホテルなど多くの会社を傘下に持つ、親会社が非上場企業であるというコクドの前会長が取調べへ。
上場規準として、上位10位の株主が、一定率以上の株の保有をしてはならないという規準。
西武鉄道株がそれに違反し、上場廃止が昨年末に迎えて、早3ヶ月ほど。
この事件はインサイダー取引ではないかという疑惑もあり、検察側が動き出したというのが報道でしたね。
しかも、インサイダー取引であるという報道がなされて以降、
西武鉄道株は見る見るうちに下がっていき、上場廃止に追い込まれたという哀しい結末。
西武鉄道株
取引関係にある会社に西武鉄道株を買ってくれないかという打診を行い、引き受けた企業は大手企業名が、報道当時にいっぱい見た記憶があります。
引き受けたものの、規準に抵触し、インサイダー取引であるという報道がされてから、西武鉄道株は値崩れを始め、
引き受けた会社が一斉に買い戻せとのコールを入れる。
引き受けた株が、インサイダー取引の嫌疑がかかるうえに、株価が下がることで株の価値があっという間に損失をこうむる始末。
提訴をも行うほど強気に出る企業もありましたしね。
買って数日で、何千万、何億と損するとなるとね。常識に見ても、これは買戻しを求めるだろうな…と。それに応えるかどうか、全額買い戻すのかどうか、色々と見所はありましたね。
結局、全額買戻しになったはずですが。
自浄作用
働くのかどうか?
正直、企業に属していた場合、自浄作用というのが働くのかどうか?
内部告発を受けて、何十年間も窓際に追いやられたという、訴訟がつい先日報道されてましたし。
内部から立ち上げなおさなきゃいけないんだろうけれども、
上が腐りきってる場合、自浄作用なんてものをどこを見たら促せるのか。
上司がある程度の危機感を持ってくれないと、何もできません。内部告発ですら、うやむやにかき消されてしまうでしょう。
かといえ、外部から手を出すことで、企業としての信用力はなくなるし、場合によっては倒産も十分にありうる。
かといえ、そのような企業なら、潰してしまえという考えに近いものが私にはあります。
自浄作用が働けば、そこまで負の循環なんて起こらないから、そのような状況に陥るのであって、自浄作用が働いていないということになる。
また、内部告発が起きて、告発者の保護がされていない。
むしろ、問題の改善者として、告発者が企業の貢献者であるはずなのにも関わらず、
そのようには受け止めてもらえない。
それならば、いっそのこと、外部に情報伝達してもよいのではないかと思う。
誰が告発したのか調べる前に、企業内の問題を曖昧にして、気づいて気づかない振りして、もみ消すというような行為を恥ずべき…ではないのかな。
最初から外部ありきでは、いけないかもしれない。
でも、今の企業風土を見ていると、どうやら、外部頼みの方がいいのではないかと感じてしまう。
自浄作用を促す為の内部告発。これをどう見るか?