愛内里菜

愛内里菜の最後のオリジナルアルバム『LAST SCENE』を購入。
昨年にベスト出して、今年春には裏ベストというか、カップリングベストというか。彼女のシングルCDはカップリングのタイトルに「色」をつけた曲を出していることが多かったので、その「色」を集めたアルバムが春に出ていた。その頃から、引退、解雇などのような噂も一部にあった。それが、悪くも外れなかったのは残念でならない。
初期から買い続けて、10年か。オリジナルアルバムは全作手元にある。
これが最後のアルバムとなるには、勿体ないな……と正直に思う。


彼女の曲は、CDで聴いても十分に堪能できる。しかし、過去にCDに付属していたDVDを観る限り、ライブ、生で歌うのが十分に映える。
一度くらい足を運べばよかったな…と後悔もある。
そんな思いを持ったまま、引退だもんな。

ところで、最後のオリジナルアルバムの出来栄えは、勿論言うまでもなく最高だ。
以前のようなトップから、激しい曲がくるもの出もないし、テンポが速い曲は少ない。勢いがないというには、言葉が相応しくない。
これはこれでいい、むしろこれでなければ、最後にふさわしくない、といえるかな。
全体としてまとまってる印象は、コンセプトをオリジナルアルバムで毎回打ち出していたからこそ、こんな形もありかな…と。
これまでと違う、やさしい始まり、そして時折起伏をみせ、そして力強い終わり。


既存曲の「HANABI」「C・LOVE・R」(いずれも聴いてなかったけど)、「love me」「MERRY-GO-ROUND」「Priority」「epilogue」が一聴して耳に残る。


おまけのDVDは、最後のアルバムのドキュメント。


「引退」だけど、もし復帰する意志をもつことが出来たなら、是非また聴きたいと思う。