またまた
発表されました
三菱東京とUFJの合併について
統合における株の交換比率が出ましたね。
三菱東京を1として、UFJは0.62だそうで。
これは、新しい三菱UFJフィナンシャルグループの株券との交換比率です。
本来ならば、株価だけで見ていると、三菱東京が1に対して、UFJは0.5程度だったのですが、三井住友が本来ならば、1:0.7くらいの比率であったのにもかかわらず、統合するプレミアムを含んで提案したのが1:1の比率。それで構わないという提案を出してきて、三菱東京側は、0.6くらいには引き上げなければ、UFJ側の株主に対して示しがつかないというわけで、
最近のUFJの株価も考慮して、0.62にしたそうで。
この0.62という数字はUFJにはそれ以下は譲れない数字でして、
UFJが作られるときに、その前の段階の銀行の統合比率が1:0.62であったということで、この数字は守りたかったようです。
そんなわけで、この統合比率で無事におさまったようです。
そんな中、従業員削減へ
6000人を削減予定になるそうです。UFJ側は。その中で4000人はグループ内での営業部門などへの再配置となるそうですが、残り2000人はどうなるのでしょう?
端的に言うと、リストラ。
もしくは、子会社出向。
および、融資先企業に送り込み。
あとは、自発的退職者を出す為に早期退職者の希望を募るでしょうか。
彼らには彼らのキャリア形成もあったでしょう。
ある程度までは、面倒見てくれるでしょうが、その先は自らキャリア形成をはからねばならなくなるだろうし。
店舗戦略も再編成されるわけですから、利用者にとっても不便にならないようにして欲しいものです。
ATMだけのところが目立つようになっては、結局再編しても、その後の営業利益を伸ばすことは難しいんだろうな…と思います。
海外拠点がUFJにとっては補完でき、名古屋や関西地方などは東京三菱が補完されると、合併が発表された当時は言われてましたが、
実際のところ、両行の戦略が異なれば、そう観単にはいかないだろうな…と感じます。合併による相乗効果を得られるのか、それとも負に働いてしまうのか。
合併されるまでまだ半年以上ありますし、どのような戦略を描いて発表するのかが楽しみですな。
三共と第一製薬が合併のニュースも飛び込みました。
企業合併が頻繁に見られますが、それだけ1社で世界での競争力は難しくなってきたことでしょう。外資によるM&Aを避けるような狙いもあるでしょうし。