ハケンの品格

篠原涼子主演のドラマ「ハケンの品格」をはじめて見ました。
先週を逃してしまったので、今週こそは……と思い、楽しみにしてましたよ。

キャラクターはツンツン? いやぁ、強いですね。
さまざまなスキルをお持ちのようですが、次週も何やら変わったスキルが見られそうですね。


ただ普通におもしろいというだけでなく、今の雇用情勢、労働環境を示していますよね。
労働供給として、正規、非正規とあって、非正規の中でも形態が増え、
企業が競争力を保つために、コストを下げて投資を行う余力を作り出し、製品を販売させていく。
簡易ですが、利潤=売り上げ−費用なわけだから、売り上げが劇的に増えないなら、費用を下げつつ、売り上げを増やすことが必要がある。利潤を出すも、市場で生き残るには、競争力をつけなければならない。

ま、費用となる労働コストを固定的な正規労働者部分を減らして、可変費用にできる(必要に応じて契約を切れる。労働契約法がありますが、一ヵ月前を目処に解約通知を出せば済む…はず?)わけで、業務をマニュアル化(システム化)する等で、ある程度の熟練技能を単純化することで、その部分にあたる労働力を内部ではなく外部化させて、直接雇用にかかる費用をも浮かすことができるわけで、
現在の企業は労働力を可変費用として、抑えたいとしている。

あまり、労働市況を見るようなドラマを見ないから、面白いよ。

しかし、あれですね。

派遣の扱い方、あの待遇差別は凄い。